酒造りのこだわり
BREWING

酒蔵について
酒蔵は木造1部2階建てで、四季醸造もできる建物になっています。醸造から瓶詰、出荷までを担います。別棟に冷蔵庫があり、出荷までの品質管理を徹底して行うことができます。
木造躯体の断熱調湿性能、特殊な断熱素材、断熱パネル、空調換気機能で、年間を通じて醸造に適した環境を作ることができます。 今回は、酒蔵の設計や設備導入など0から関わりました。




はじめての経験で、戸惑うことや、予想外の出来事もありましたが、今回下関で出会った多くの仲間の協力と、これまで出会ってきた方々の応援に支えられ、素晴らしい酒蔵ができました。 杜氏として設計に関わるので、酒造りがスムーズに行えるような導線を作り、壁や床などの素材選び、扱いやすい設備類の導入を行うなど、細部までこだわりました。
設備等が準備されてからは、お酒を作るための各道具の消毒、洗浄を繰り返し、機械や道具の臭いが残らないよう、細心の注意を払いました。 これらもすべて、ただ自分のもとめるお酒を作るためです。 酒造りは、準備8割と教わってきましたが、その通りだと実感しています。

酒造りは「微差は大差」と考えています。
1つ1つの小さな工程を丁寧に積み上げ、日本酒を好きな方はもちろん、日本酒を飲んだことがない方々にも、杜氏藤岡がかつて味わった「感動の一杯」をお届けし日本酒の魅力を伝え、飲んでくださる方を増やしていきたいと考えています。
楽しいときも、悲しいときも、いつもそっと寄り添うような、心を癒すお酒を醸せたらと思います。

杜氏紹介
藤岡美樹(ふじおかみき)
三重県松阪市出身 東京農業大学醸造学科卒業
在学中に訪れた酒蔵で、発酵中の醪やしぼりたてのお酒の味わいに感動し、「おいしいお酒を 醸し、魅力を伝えたい」と日本酒業界に飛び込みました。
奈良県の酒蔵での10年間の酒造りを経て、香川県の蔵では、日本酒を使ったリキュー ルや新しい日本酒の開発を行い、「いりこ酒」「讃岐くらうでぃ」などを開発し、NHK 教育テレビ 「グランジュテ」(現在は放送終了)で、酒造家・藤岡美樹としてご紹介いただきました。
28BY は醸造責任者(杜氏)として、全国新酒鑑評会(金賞)などに入賞しました。
その後、三重県の清水清三郎商店内山杜氏の下で勉強させていただき、山口県下関市 に家族で移住いたしました。
